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鍼灸

身体が元々持っている自然治癒力を高める治療です。

刺激によって、血流の改善、疼痛の軽減、筋肉の緊張緩和、自律神経の調整などの効果があります。

西洋医学をベースにした局所治療+東洋医学を組み合わせた全身のバランス調整を行うことで治療効果を高めることが可能です。鍼灸の適応症はこちら

鍼(はり)

ツボ(経穴)や反応点を金属製の細い鍼で刺激する施術です。

はりライト

当院では、衛生面・感染症のリスクを考慮し、すべて使い捨て(ディスポーザブル)の鍼を使用しています。

髪の毛くらいの細さの鍼を使用しますので、あまり痛みを感じないように施術を行うことも可能です。症状や体質、鍼経験の有無に合わせて刺激量を調節いたします。

灸(きゅう)

灸とは、艾(もぐさ・・・ヨモギの葉の裏にある柔毛を集めて乾燥させたもの)に火をつけ、温熱刺激を与える施術法です。

当院では、お灸用バームの上にもぐさをひねって治療いたしますので、ヤケドの心配はいりません。

冷えのある方は元より、がんなどの闘病中・病後などの体力低下時、産前産後、慢性疾患をお持ちの方に特にお勧めです。

手技ライト

*手技(手での施術)を加えながら、初めての方でもリラックスできる施術を心がけております。

*鍼に抵抗がある、もしくは体質的に合わない(金属アレルギーや出血傾向・易感染性などの)場合は、手技だけ・お灸だけの施術も可能です。

施術料はこちら

Q.なぜ鍼灸は効くの?

A.鍼灸は体表(皮膚、筋肉)に分布する感覚神経を刺激し、中枢神経系(脳、脳幹、脊髄)を介して作用すると考えられています。

痛みに対して・・・

鍼を例に挙げると、鍼は体表の主に細い感覚神経を刺激し、中枢神経内に天然のモルヒネのような物質、いわゆる「内因性オピオイド」を放出させ、痛みを抑制する機構を賦活(ふかつ)し、脊髄レベルで痛みを伝える神経の興奮をブロックします。同時に、鍼刺激は体表の太い感覚神経をも刺激し、脊髄で痛みを反射性にブロックする機構を作動させます(「ゲートコントロール説」・・・痛みのあるところを撫でたりさすったりすると、痛みが和らぐのと同じ機序です)。また、筋肉の深さまで鍼を刺すと、神経刺激を介して血行を改善させ、痛みの原因となっている発痛物質を洗い流してくれます。

痛み以外にも・・・

自律神経が支配する胃、腸、子宮、膀胱などの内臓や血圧などに対しても、中枢神経系や脊髄を介して反射性に機能を調整する作用があります。(例えば、古来より、「足三里(あしさんり)」の灸は胃腸の調子を整える効果があるとされてきましたが、そのことがヒトや動物の実験で明らかにされつつあります。)婦人科系のトラブルに対しても、自律神経を介した調整効果が期待できます。